アシダカ母「…もうそろそろ卵から子供達が孵るわね…」
ブチッワラワラ
軍曹「おぎゃーおぎゃー」ワラワラ
母「ふふっ…元気な子供達ね…」
軍曹「ままー」ヨチヨチ
母「あら? もう動けるようになったの? あなたは良いハンターになりそうね」
軍曹「ままー」スリスリ
母「よしよし…こうして一緒に居られるのも、あと一週間くらいだから…」
軍曹「ままー?」
母「もっと甘えて良いのよ…」グスッ
───
──
─
軍曹A「それでは母上、行ってまいります」
母「ええ。みんな長生きするのよ…」
軍曹B「この一週間の訓練、我々は一生忘れません!」
母「はい。あなたたちの武運を祈っています」
軍曹C「気を付け! 敬礼!」
ビシッ
母「…」ビシッ
軍曹C「直れ!」
母「…ぐすっ…それでは…最後の命令を下します…」
女軍曹「えっ…このまま出発では…」
母「私を…食べなさい。あなたたちの、栄養にして…頂戴…」
女軍曹「なっ!?」
女軍曹「母上、何を…!」
母「良いのですよ、女軍曹…それが私の使命ですから…」
軍曹C「…指示された通り、かかれ!」
軍曹達「かかります!」
女軍曹「ま、待て! みんな…」
ムシャムシャ
軍曹A「…例え母さんでも、食べなきゃ…他の奴を仕留める前に腹を空かせて俺たちが先に死んじまうぞ…」ムシャムシャ
女軍曹「だが! しかし…っ!」
軍曹B「…悪いが残してはやれん。早い者勝ちだ」ムシャムシャ
女軍曹「くっ…ぅ…ぅうっ!」ギリッ
女軍曹「済みません…母上…っっ!」ムシャムシャ
母「それで良いのです…それで…」
女軍曹「お母さん…ぅ、っ…ぐすっ…」ムシャムシャ
アシダカ?が通った道に糸が空中でわやわやしてるんだが何あれ
>>17
子蜘蛛は飛ぶ
軍曹C「気を付け! 母上に敬礼!」
ビシッ
軍曹C「直れ!」
女軍曹「うっ、ぐすっ…お母さん…」
軍曹A「おい、妹! 泣くなよ…泣いたってしょうがないだろ!」
女軍曹「分かって…分かってるよ兄さん…」
軍曹C「これより最後の命令を下す! 分隊員はそれぞれ降下ポイントよりパラシュート降下を行い、各自独自の判断により行動する事」
軍曹B「これが最後の顔合わせだっていうのに…情けない奴だなホント」
女軍曹「ぅ、ぐすっ…」
軍曹C「交戦規定は“生き残れ”。それだけだ」
軍曹C「共食いでも縄張り荒らしでも何でもしろ。とにかく生き残れ…それが母上の意志だ」
軍曹C「以上、解散!」
軍曹B「…さて、降下ポイントはこの辺りだな…」
軍曹A「降下って言ったって…上昇するだろ、これだけ風きつけりゃ」
軍曹C「ああそうだ。だからなるべく他の奴らとは違う所に行くようにしろよ」
女軍曹「共食いなっても…誰も助けてはくれないから…」
軍曹C「そういう事だ。泣き虫の妹」
軍曹A「それじゃあ俺はとっとと行く事にするわ。腹を空かせたお前らに襲い掛かられちゃたまらんからな」
軍曹C「…達者でな」ビシッ
軍曹A「…あぁ」ビシッ
軍曹B「あ、俺も行くわ」ビシッ
軍曹AB「「とうっ!」」フワフワー
軍曹C「さよならだ、兄弟…」
軍曹C「…お前は行かないのか?」
女軍曹「…行くけど…兄さんは?」
軍曹C「全員の旅立ちを見守ってやって欲しいというのが母上からの命令でな。先任伍長も楽じゃない」
女軍曹「…そうですか」
軍曹C「…さぁ、次はお前の番だ。一生に一度のバルーニングだ、楽しむ勢いで行けよ」
女軍曹「…はい」
軍曹C「俺たちは空挺師団だ。飛び降りる勇気と、生き延びる勇気を」
女軍曹「了解しました…先任」ビシッ
軍曹C「良くやれよ」ビシッ
女軍曹「…往きます」フワフワー
軍曹C「往ったか…」
女軍曹「くっ、ぅ…勢いで飛び出したは良いけど…気流が乱れてる…」フワフワ
女軍曹「このままじゃどこに着地するか分からない…うわっ!」フワフワ
女軍曹「な、なに今の風…噂に聞いていた“室外機”?」
女軍曹「くっ、予定より着地ポイントがズレてる…わぁっ!?」フラッ
ドサッ
女軍曹「…っ、この…パラシュート外して…」
女軍曹「はっ、早く動かないと…アリに襲われたら…」スタスタ
女軍曹「体重、軽くて良かった…着地のダメージは少なくて済んだから…」
女軍曹「それで…ここは何処だろう…一軒家みたいだけど…」
女軍曹「とりあえず、忍び込もう…通気口から侵入しよう」
軍曹「…はっ、はっ、はっ…」タッタッタッ
軍曹「はっ、ぁ…ここまで来れば一先ずは安心ね…」
軍曹「後は家の構造をマッピングして頭に叩き込んで、獲物の通り道を把握して、順次攻撃…って母さ…いや母上が言ってたわね…」
軍曹「ふぅ、とりあえず…休もうかな…」グッタリ
軍曹「疲れた…ん? 何か来るような気配が…」
???「はっ、はっ、は…」カサカサカサカサカサカサ
軍曹「…敵っ!? しかも早い!? 今の状態で迎撃なんて…くっ…!」
???「ここに逃げ込めば…ん? 誰だ!」
軍曹「…見つかった!」
ゲジ「っ、あんたは…」
軍曹(…子供のゲジ? 私と同じくらいのサイズだけど…)
軍曹「…くっ!」ギュィン
ゲジ「うわっ!」シュバッ
軍曹「早いっ…!」
ゲジ「一撃が重い、当たったらマズイな…」
軍曹「はぁっ!!」シュバッ
ゲジ「っ、やるな…」シュ
カキーンビシュドビューンダダダダダダダダダ
ヒュバシッドカーンバコーンカサカサカサカサカサカサカサカサ
軍曹「はあっ、はあっ、はぁ…」
ゲジ「はっ、はぁ…おい、ちょっと休戦しないか! ヤバいのに追われてんだ!」
軍曹「…そうやって油断させて後ろから襲う気?」
ゲジ「お前の探知能力なら分かるだろ! 探ってみろよ!」
軍曹「…あんまり当てにしないでよ。私だってまだ子供なんだから…」
パァン…パァン…パァン
軍曹「………」
コーン…コーン…コーン
軍曹(…レーダー、パッシブソナー、共に反応なし…本当なのかしら…)
コーン…コーン…ピーーーン
軍曹「…掛かったっ!?」
ゲジ「それみたことか!」
軍曹「早い…そして大きい…これはっ…」
ゲジ「俺は逃げるぜ! お前もそうするんだな!」
???「…」 カサカサカサカサカサカサカサカサ
軍曹「これはっ…」
G「…」 カサカサカサカサカサカサ
軍曹「ゴキ…ブリ…っ!!」
ゲジってアシダカと一緒でゴキブリの天敵じゃなかったっけ
しかもあいつはゴキブリに速さで勝ってたような
>>38
ゲジもアシダカも子供だからな
軍曹「駆動系に一時的に負荷を掛けるけど…やるしかない! 緊急用高機動モード、レディ!」
ゲジ「聞こえるか、こちらに逃げ込め!」
軍曹「了解っ…! リミッター…解除!」
カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ
ゲジ「早いな…流石だ」
軍曹「くっ、脚部に軽度の損傷を確認…何度か壁にぶつけたから…」
ゲジ「安心するのはまだ早いぞ、奴はまだこっちに来てる!」
G「…」カサカサカサカサカサカサカサカサ
軍曹「あの早さ…あの大きさ…」
ゲジ「ああ、クロゴキブリの成虫だ…今の俺たちには到底適う相手じゃない…」
軍曹「向こうのレーダーもかなりの性能よ。痕跡を残さないように、静かに行動しましょう」
ゲジ「それならいい場所を知ってる…こっちだ」
軍曹「ふぅ、ふぅ…レーダー、パッシブにに感なし…なんとか振り切ったわね」
ゲジ「一時はどうなる事かと思ったぜ…この家に来てからまだ間もないが、あんなでかい奴が居るなんて知らなかったぞ」
軍曹「チャバネなら狩れるかもしれないけど…あの大きさとなると成虫近くなるまでは…無理ね」
ゲジ「あぁ、そうだな…」
軍曹「…もっとも、あなたも狩りの対象には入ってるのだけれど? ゲジゲジさん?」
ゲジ「…っ、辞めてくれよ…俺だってお前を殺そうと思えばできない事は無いんだぜ…速度なら負けねーしな」
軍曹「ふーん、それじゃあさっきの続き…ここで始める? 今度は本気で殺すけど」
ゲジ「上等じゃねぇか…掛かって来いよタカアシガニ」
軍曹「………」スッ
ゲジ「………」スッ
グゥゥゥゥウ
軍曹「…お腹空いたわ」
ゲジ「…俺もだ。まだまだ休戦と行こうぜ」
ゴキブリって他の虫捕食したりするの?
>>46
雑食であるが狩りはしない基本は果実や樹液
というより実は他の動物に捕食される側なので逃げ足が早い
実は綺麗好きだけどダニとか食べかすやら食うために汚い部屋に来るんだっけ
よくよく考えたら気持ち悪くなってきた
軍曹「はぁ…食事と言っても…何か狩れそうなのは…」
ゲジ「俺の主食はクモだがな」ニヤリ
軍曹「うっ、油断したら後ろからザクっとやられそう…」
ゲジ「ま、安心してくれよ。俺は外でヤスデかハサミムシかなんか食って来るわ。それじゃあな、“相棒”」
軍曹「はいはい、お好きにどうぞ…って、なにが相棒よ…」
軍曹「…そろそろ戻って狩り、始めなきゃね…」
チャバネ「…」カサカサカサカサ
軍曹「ちょうどいいところに…」スゥ
チャバネ「…」カサカサカサカサ
軍曹「遅い」ザクッ
チャバネ「!?!?!?」カクカク
軍曹「腹は柔らかいわね…うん、中々だわ」バリバリ
チャバネ「…」
軍曹「…ごめんなさい。私も、生きなきゃいけないの…母さんのために…」
ゲジ「…ふん」バリバリ
ハサミムシ「…」ビクビク
───二年後
G「…」カサカサカサカサ
人間「うわっ! ゴキブリだ! 殺虫剤とかねーよやべぇ!」
G「!」カサカサカサカサ
人間「あちゃー、戸棚の後ろに入っちまった…これじゃどうしようもないな…今度バルサン買ってこよう」
G「…」カサカサカサカサカサカサ
軍曹「自慢げな顔してるわね、クロゴキブリさん?」スッ
G「!?」カサ
軍曹「甘い」グサッ
G「!!!!」カサカサカサカサカサカサ
軍曹「あの時とは違うのよ、あの時とは…」
G「!?!?!?」カサカサ
軍曹「もう逃げられないのに…足掻くわね」グサグサ
G「!」ビクビク
軍曹「…ようやく大人しくなったわね…」バリバリ
???「なかなか上手じゃないか」
軍曹「その声は…」
ゲジ「よう相棒、まだ生きてるか?」ケラケラ
軍曹「…何? 獲物を横取りにでも来たの?」
ゲジ「お前を食べに来た、と言ったら?」ニヤリ
軍曹「…受けて立つわ」キリッ
ゲジ「…なんてな、冗談だよ冗談。同じ戦場で生きる仲だ、縄張りを荒らしたりなんてしないさ」
軍曹「…どうだかね」
軍曹「…ふぅ、ご馳走様でした」
ゲジ「…ふふっ」ニヤニヤ
軍曹「何よ。さっきから人の顔見て笑って…」
ゲジ「いや、その…昔から変わらず可愛いなとか思ってさ」
軍曹「ゲジにそんな事言われても嬉しくないわよ。どうせ私の仲間を何匹も食べてそこまで大きくなったんでしょ?」
ゲジ「それはそうだが…まぁお前は特別だ。幼馴染みたいなもんだし…その、女友達っていうか…なんて言うか…」
軍曹「さっきは相棒とか言ってたくせに…」
ゲジ「まぁ相棒は相棒だけどさ! ほら、そのなんて言うか…」
軍曹「…話はそれだけ?」スタスタ
ゲジ「お、おい待ってくれよ!」
軍曹「何? 食べるもの食べたから帰って寝たいんだけど」
ゲジ「俺も連れてってくれよ。久し振りだしさ、色々話しがしたくてな…」
軍曹「自分の寝床にゲジなんて呼ぶわけ無いでしょ! 寝てる時に奇襲されない保証が何処にあるのよ!」
ゲジ「そんな事しねぇよ! ただ…」
軍曹「ただ…?」
ゲジ「少しでも長く、お前の側に居たいだけなんだ…」
軍曹「…っ!?」
軍曹「…い、良いわよ…その代わり、私の許可なく勝手に来たら容赦無く食い殺すからね」
ゲジ「…アシダカ…」
軍曹「はい、ここが私の寝床」
ゲジ「…巣とか張って無いんだな。というか物影の角ってだけじゃないか…」
軍曹「私はそういう蜘蛛じゃないからね」
ゲジ「ふーん…外でジョロウグモっての見たがまぁ綺麗な見た目してたぜ」
軍曹「うるさいわね! どうせ地味で手足が長いだけの嫌われ者って言うのは分かってるわよ!」
ゲジ「そんな事ないぞ!」
軍曹「ゲジ…?」
ゲジ「俺の方が手足長くて気持ち悪いわりに存在感あるからな…アシダカの方がよっぽどマシさ」
軍曹「…ご、ごめん…」
ゲジ「いや、良いんだ…分かってるよ。ブサイクだからな俺は」
軍曹「…」
ゲジ「…」
軍曹「…あの後、何も言わず帰っちゃったけど…」
軍曹「何がしたかったのかな…あいつ」
ゲジ(…あいつの側にいると…)
ゲジ(食べたくて仕方が無いな…)
ゲジ(欲求には逆らえない…次に会う事があれば…)
人間「えーっと、バルサンバルサンっと…」
人間「それとゴキジェットも買っておこうかな。これで虫も怖くないぞ」
軍曹「…さてと、今日も狩りに出かけないとね…ん?」
人間「えーっと、なになに? 部屋の真ん中で炊いてください…食べ物やリモコンは隠して…」
軍曹「人間、人間は…面倒ね。私は面倒が大嫌いなのよ。しばらく隠れておこうかな」
人間「よし、セット完了っと。後は出て行く準備をして…」スタスタ
軍曹「…消えたわね。あの赤い缶は何かしら…少し近づいて確かめてみようかな」
軍曹「…何かしら。ゴキブリや私の絵が描かれてる…」
???「それはバルサンと言う奴だ。虫や俺たちみたいな虫もどき用の大量破壊兵器さ」
軍曹「…あなたは…」
ゲジ「ついに見つかったか、相棒」
軍曹「…どういう意味?」
ゲジ「この兵器は俺たちを皆殺しにするために準備されたものだ。人間に見つかった虫が居たんだろう…迷惑な奴だ」
軍曹「私じゃないわよ」
ゲジ「そうだろうな。でももうそんな事は関係ない…」
軍曹「…それもそうね。設置された物は仕方が無い…早く脱出しなければ…」
ゲジ「…待てよ」
軍曹「…何? まだなにか…」
ゲジ「行くなら俺を殺してから行け」
軍曹「!?」
ゲジ「俺は種族として、ゲジとして…お前と決着を着けなきゃならないんだ」
軍曹「だからってこんなところで…二人とも死ぬわよ!?」
ゲジ「それはその時だ! 行くぞ!」キュイイイン
軍曹「…くうっ!」ガコンプシュー
ゲジ「やるな…」キュイイインバシュウピピッ
軍曹「…あれ?」バシュウバシュウ
軍曹(なんだろう…戦ってて…)
軍曹(楽しい…………?)
人間「用意出来たし家出るか…うわあっ!?」
人間「なんか変な虫とデカイ蜘蛛が戦ってる…とりあえずバルサン炊いて逃げよう」
軍曹「私の存在…」キュイイインキュイイイン
ゲジ「なっ…その早さ…俺より…だとっ!?」ズサァァァァタッタッ
軍曹「それが何を意味するのか…」バシュウキュイイイン
ゲジ「ふふっ…この感覚…行くぞっ!」キュイイインブォン
軍曹「この戦いで分かる気がする…」カォン!カォン!カォン!
ゲジ「ぐっ…アシダカっ…」ピーピーピーボボボ
軍曹「…っ、ゲジ! もういい!決着は着いた!」
ゲジ「れよ…」
軍曹「!?」
ゲジ「やれよ、臆病者!」ブォン
軍曹「くっ!」シュインブォォォビシューン
ゲジ「これが俺の生きた証だ…」
プシュー
ゲジ「残念だったなぁ、相棒…バルサンはもう止められない…お前なら、逃げ切れるかもな…」
軍曹「ここまで、ね…」
ゲジ「俺はただひたすら、強くあろうとした…」
軍曹「あんたらしくもない…」
ゲジ「くくっ、そう言うな…誇ってくれ。それが手向けだ…」ニコッ
軍曹「それじゃあ…巻き添えで死ぬ前に…私は行くわね」
ゲジ「…後は頼んだぞ、アシダカ!」
軍曹「…最期まで、笑顔だったな…」
ゲジ「道半ばで斃れる、か…ぐ、ふっ…!!」ビクビク
ゲジ「これで、いい…生きてくれ、みんな…」ガクッ
軍曹「…」
軍曹「次の家…探さなきゃ…」
軍曹「隣の家に…よし、空いてる…」
軍曹「はぁっ、く…すこし…わたしにも…マワってき、たかな…?」
軍曹「どうし、よ…いきの、びる…のが、しめ…に…」
軍曹「…もう、すこし…で…たんす、の…かげ…に…」
猫「うみゃー」ペチッ
おい
おい
人間「どうしたー、タマ」
猫「うみゃ」プラーン
人間「うわー、デカイ蜘蛛だなー。流石タマ、ゴキブリも一撃だもんなー!」
猫「うみゃ」
軍曹(…二年、か…)
軍曹(あと三年は生きれたのに…)
軍曹(子孫を残せなくてごめんなさい、母さん)
猫「うみゃー」プラーン
軍曹(…ふふっ、良い鳴き声ね)
猫「うみゃ」パクッ
軍曹C「敵機二個編隊が冷蔵庫から北上中。軍曹ABはSAR任務を展開。食器棚の後ろに近寄らせるな」
軍曹A「行くぞB、油断するなよ」
軍曹B「了解。後ろは任せてくれ」
軍曹C「各機、センティーピードが目撃された。警戒を怠るな」
軍曹B「ムカデ野郎が? なんだってこんなところに?」
軍曹A「おしゃべりは終わりだ、B!」
軍曹B「はいはい…っ! 奴だ!ムカデ野郎だ」
女軍曹(ふふっ、みんな同じ所で戦ってたんだ…)
女軍曹(元気そうで良かった…)
母(…お帰り、泣き虫の妹さん)
女軍曹(母さん…? そういえば、ここは?)
母(天国よ。ここからあなたをずっと見ていたわ)
女軍曹(そうなんだ…これからはずっと一緒だね、母さん…)
END
泣いた
イイハナシダナー
>>1
おつかれ。
ゲジが格好良かった。
軍曹さんを女にしたのはオスのアシダカとメスのアシダカでは寿命が最大で二倍違うからです
設定生かす前に死んじゃったけど
でも兄弟は生き残ったんだな…
面白かった乙
>>1が空のACも陸のACも大好きなのは良く分かった
というかバーチャロンも混じってるな
具体的には言わないけど版権モノ以外のオリジナルで書いてるから
まぁ似たような作品あったらまたこいつかって言っておけ
母親食べちゃうのは初めて知ったな
>>163
蜘蛛の特性だし適当に書いたから間違ってるかも
元スレ アシダカ軍曹「私たちの生活」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1370324222/