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お前らがお勧めする日本の奇書、世界の奇書

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ヤフオクで40万円! 『醗酵人間』の魅力とは? 

 納豆、しょう油、ミソ、糠漬け、ワイン、チーズ、バター、そして私の大好きなカルピス--。これらに共通するものは何でしょうか? 




 そう醗酵食品です。醗酵するといい味になるわけで、世界中にすばらしい発酵食品がある。でも、人間が醗酵してしまうとどうなるのか。そんな奇天烈な設定で、タイトルからして土肝を抜くのが、栗田信の『醗酵人間』である。

 今回取り上げる『醗酵人間』は、これまで取り上げてきた「有名大家の珍作、意外な作品」という路線からは打って変わったものだ。編集部から難色を示されようが、一部の読者の皆さんに眉をしかめられようが、どうしてもこの本を取り上げて、その魅力についてきっちりプレゼンテーションしたかった。

 何しろ、『発酵人間』は、「戦後最大の怪書」ともいわれるほどの、ものすごくイカれた本なのだ。それでいて、この手の本のマニアであれば皆が知っている、という意味では有名な本なのでもある。

 いったい、どんな中身なのか。気になるでしょう? 

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■日本三大奇書


ドグラ・マグラ




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『ドグラ・マグラ』は、探偵小説家夢野久作の代表作とされる小説で、構想・執筆に10年以上の歳月をかけて、1935年に刊行された。
夢野久作は作家デビューした年(1926年)に、精神病者に関する小説『狂人の解放治療』を書き始めた。後に『ドグラ・マグラ』と改題し、10年近くの間、徹底的に推敲を行った。夢野は1935年にこの作品を発表し、翌年に死去している。
その常軌を逸した作風から一代の奇書と評価されており、「本書を読破した者は、必ず一度は精神に異常を来たす」とも評される。



黒死館殺人事件




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『黒死館殺人事件』は、小栗虫太郎の長編探偵小説。
本作はゲーテの『ファウスト』に多大な影響を受け、その根本テーマは同一である(真理に近づこうとする人間の永遠の飽くなき格闘と、真理というものの無量の魅力)。 基本的な筋は、前作『聖アレキセイ寺院の惨劇』を解決した名探偵・法水麟太郎(のりみずりんたろう)が、「ボスフォラス以東に唯一つしかない…豪壮を極めたケルト・ルネサンス様式の城館(シャトウ)」・黒死館で起こる奇怪な連続殺人事件に挑む、というものである。
自動人形テレーズや『ウイチグス呪法典』、カバラの暗号、アインシュタインとド・ジッターの無限宇宙論争、図書室を埋め尽くす奇書等々、意表を突く道具立ての連続と相俟って、全体には一種異様な神秘かつ抽象的超論理が貫かれており、日本探偵小説史上最大の奇書とも評する人もいる。



虚無への供物





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『虚無への供物』は、日本の小説家・中井英夫の代表作とされる推理小説。
推理小説でありながら推理小説であることを拒否する、反推理小説(アンチ・ミステリー)の傑作としても知られる。
登場人物達がノックスの十戒やヴァン・ダインの二十則、江戸川乱歩の幻影城など、実在する小説などを参照し推理を繰り広げる事から選考委員は本作を冗談小説と解釈していた。




■世界の有名な奇書、古文書


ヴォイニッチ手稿




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14世紀から16世紀頃に作られたと考えられている古文書。全230ページからなり、未知の言語で書かれた文章と生物を思わせる様々な彩色された挿絵から構成されている。文章に使用されている言語は、単なるデタラメではなく言語学的解析に照らし合わせ、何らかの言語として成立機能している傍証が得られているため、一種の暗号であると考えられているが内容は不明。
植物の絵が多いが、それ以外にも、銀河や星雲に見える絵や、精子のように見える絵、複雑な給水配管のような絵、プールや浴槽に浸かった女性の絵などの不可解な挿し絵が多数描かれている。



死海文書





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死海文書あるいは死海写本は1947年以降死海の北西にある遺跡ヒルベト・クムラン周辺で発見された972の写本群の総称。
死海文書はヘブライ語聖書の最古の写本を含んでいて、宗教的にも歴史的にも大きな意味を持ち、第二神殿時代後期のユダヤ教の実情をうかがわせるものでもある。



リプリー・スクロール






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リプリー・スクロールとは、15世紀に、錬金術師として活動していたヨークシャー出身のアウグスティノ会修道士、ジョージ・リプリーの名前に由来する巻物である。彼は、変成転換と不死の秘密を探し求めて20年近くもヨーロッパを旅し、彼が1477年にイングランドに戻って来た時には、彼がそれを見つけたのだと信じた人もいた。トルコとの戦いの資金として彼がマルタとローデスの騎士に与えた多くのお金は、彼がベースメタルから変化させたゴールドによるものだったと言われている。

リプリー・スクロールは、謎めいた一連の絵の中で、寓話として名高い賢者の石がどのように作られたのかを示している。



ナグ・ハマディ写本





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農夫ムハンマド・アリ・サマンが壷におさめられ、皮で綴じられたコデックス(冊子状の写本)を土中から掘り出したことで発見された。写本の多くはグノーシス主義の教えに関するものであるが、グノーシス主義だけでなくヘルメス思想に分類される写本やプラトンの『国家』の抄訳も含まれている。ナグ・ハマディ写本研究の第一人者ジェームズ・M・ロビンソンによる英語版の『ナグ・ハマディ写本』の解説では、本書はもともとエジプトのパコミオス派がはじめた共住修道生活を行うグループ)の修道院に所蔵されていたが、司教であったアレクサンドリアのアタナシオスから367年に聖書正典ではない文書を用いないようにという指示が出たために隠匿されたのではないかとしている。



赤の書




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『赤の書』とは、心理学者カール・グスタフ・ユングの著作である。
第一次世界大戦を前にして精神状態が不安定になったユングは黒い表紙のノートに自分がみた夢やヴィジョンを書き記した。これを『黒の書』と呼ぶ。その後、注釈とイラストが追加され、ユング自身の手で赤い表紙の大きな革装のノートに書き写された。



メンドーザ写本






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マヤ、アステカなどの絵文書のことをコデックスないし(西)コディセとも呼ぶ。材料は、いちじくなどの木の繊維や樹皮、鹿の皮を利用して両面に白色の石灰を塗って、屏風折りにしている。文字や絵はおそらく先が平たいものと先のとがったものの2種類の硬い筆記具で描かれたと思われる。

線描した後に鮮やかな彩色が施された。文書は、基本的には、左から右へ読み、裏返して再び左から右へ読むように作られた。古典期後期のマヤの土器には彩色された絵と文字が一緒になっている絵文書のような土器があることからおそらく古典期段階にも絵文書があったと思われるが、現在は当時のものは一点も伝えられていない。ただし後古典期のものはいくらかはのこされており、暦、儀礼、神話、交易や貢納に加えて動物や植物についての記述もある。




コデックス・セラフィニアヌス





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コデックス・セラフィニアヌスとは、イタリアの建築家にして工業デザイナーであるルイージ・セラフィーニが、1976年から1978年の間に30ヵ月掛けて文章と図版を書き上げた本である。本はおよそ360ページの長さであり(版によって異なる)、未知の世界について、その世界の言語の1つである(少なくとも我々にとって)意味不明なアルファベットで書かれた百科事典のような外見をしている。



ロンゴロンゴ






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ロンゴロンゴは、イースター島で19世紀に発見された、文字あるいは原文字とも見られる記号の体系。現在も解読されていない。ロンゴロンゴが言語を書き表した「文字」であることが証明されれば、人類史上において数少ない、独自に発達した文字体系の一つであることになる。







0 :名無しカオスちゃん 2014年3月5日 09:00 ID:chaosch

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