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個人主義、日本人は幸せになれない 京大

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個人主義、日本では幸福感低い? 京大調査

 
日本では個人主義が強くなると、友人が少なく、幸福感も低い傾向にあることが、京都大こころの未来研究センターの内田由紀子准教授(社会心理学)らのグループの調査で分かった。個人主義が定着する米国と異なり、調和を重んじる日本の価値観に合っていないことが背景にあるとみている。このほどスイスの科学誌で発表した。

 グループは、個人主義を集団との調和よりも個人の独立や価値観を尊重する考え方と規定。日本と米国の大学生計176人に「課題を他人よりもうまくやると自分に価値があると思う」「自分をどう思うかは学校や職場でどれだけ優秀であるかとは結び付かない」など55項目を聞いた。


 各項目を指標として「個人主義傾向」「親しい友人の数」「幸福感」の相関を分析。友人の数が多いと幸福感は増したが、個人主義傾向が高いと友人の数、幸福感とも減った。

 米国では友人の数と幸福感は日本と同様だったが、それ以外の相関は見られなかった。また、成果主義を導入している日本の企業で働く社員34人でも日本の学生と同様の結果を得た。

 調査した大学院生の荻原祐二さんは「現状では、個人主義は日本でなじんでいないことが統計学的に裏付けられた」と話す。

http://ift.tt/1d1VtGU


■集団主義

ハリー・トリアンディスは、「親密に結びついた人々が織りなす社会的なパターン」を集団主義、
「緩やかに結びついた人々が織りなす社会的なパターン」を個人主義と定義し、
集団主義的な文化の国としてブラジル・インド・ロシア・日本を挙げ、
個人主義的な文化の国としてフランス・アメリカ合衆国・イギリス・ドイツを挙げる。
“主観的文化”の要素を「言葉、共有される信念、態度、規範、ルール、行動」であるとし、主観的文化に影響を及ぼすものとして、土地の気候および生態の変化・歴史的な出来事(戦争、異文化集団による征服)・文化の普及(移住、異文化製品の流入)を挙げる。

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■村社会


村は本来道切りなどにより外部と区別される空間で、村の成員は生業を行い生活に必要な資源を供給する環境を共有し、寄合を行い祭礼や年中行事を共同で行うことにより統一された意思のもと秩序維持を行っていた。
村社会は相互互助的な性質を持つ一方で内部には経済的階層や家柄による家格などが存在し、村の秩序維持のための青年組織などが存在した。

以下のような特徴が見られる。


・長による支配、ボスと子分の上下関係が厳然と存在する。

・所属する「村」の掟や価値観、しきたりが絶対であり、少数派や多様性の存在自体を認めない。

・出る杭は打たれる。長い物には巻かれ、流れには棹を差すべし。寄らば大樹の陰。義理と人情。横並び。

・排他主義に基づく仲間意識が存在する。

・自分逹の理解できない『他所者』の存在を許さない。

・同郷者に対しては「自分達と同じで当たり前」という意識を抱いており、自我の存在を認めない。

・傍目には異端者に寛容だが、相手を理解しようとではなく理解できるものに改造しようとしていたり、特例で見逃されているだけであったりする。

・白か黒か、善か悪かといった二極論を好む。これが「異端者は自分たちを見下している/敵意を抱いている/自分より劣る存在である」といった思い込みを生みやすい。

・弱いと規定したものに対しては、陰湿且つ徹底的に圧迫を加える。

・構成員は陰口を好む。

・有形物のみならず時間や空間に対する共有意識も強く、プライベートやプライバシーといった概念が無い。

・事なかれ主義。トラブルが起こると「される方が悪い」という理論で被害者を悪者にし、噂話は真実を追求するより噂を既成事実にする。

・"掟"に関与しない世間一般のルールやマナーにはルーズ。他者がルールを守る姿にも息苦しさを感じるため、他者にもルーズさを強要。「マナーを守らないのがマナー」と化している。

・インテリが少数であることと年長者の影響力により、架空の法律のでっち上げ、神頼みといった非常識がまかり通る。


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幸せになるために、やってはいけないこと
幸せな人にとっては当たり前なのに、多くの人がやっていないこと
日本の個人主義


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