—ニッポン放送 スタジオ—
ピッポ ピッポ ピッポ ポーン
有田「…いや、参ったね」
上田「高田文雄か!?」
有田「いえ、僕は高田文雄さんじゃないんですけどね…」
上田「わかってるよ!あくまで例えだよ、例え」
有田「いや…実際参ってるんですよ」
上田「なんだよ、そんなしょっちゅう参ることなんてねえぞ?
伊勢神宮じゃねえんだからさぁ」
有田「あ、上田さん、今そういうのはいいんで」
上田「ガハッ!!」
まぁでも、たのし・・かった・・・よね・・・?
有田「いやね、正直滅入ってるんですよ」
上田「なに、何があった?一応言っとくけど、
普段生活してて滅入ることなんてなかなかないぞ?」
有田「ほら、もうずっと雨じゃないですか。ここ最近」
上田「そうかぁ?そんなことはねえだろ。
まあ、先週は雨の日が続いてた気がするけど…」
有田「そこですよ。ほら、先週僕何日か休みが続いたじゃないですか。
それと先日の雨が重なっちゃったんで、
せっかくの休日にどこにも行けなかったんですよ…」
上田「ああ、なるほどねぇ。まあ、でもそれも趣があっていいじゃんか。
そういう機会に家でゆっくりするとかさ、本を読んだりすりゃいいんじゃん?」
有田「う~ん…。そうは言っても僕ってそんなにインドア派じゃないんでね」
上田「嘘つけ!お前根っからのインドア派じゃねえか!」
有田「そんなことはないですよ!
僕はこう見えても毎日野球とかゴルフとかやってますからね?」
上田「そんなこと言ったってどうせパワプロとみんゴルだろ?」
有田「はい」
上田「ガハッ!!おお、きっぱり言われると気持ちいいね。
まあ、いいや。なに、じゃあお前は何して過ごしたの?」
有田「えっと、ずっとパソコンの前にいましたね」
上田「やっぱお前インドア派じゃねえか!!」
有田「う~ん、そうとも言いますね」
上田「そうとしか言わねえよ!」
有田「だってしょうがないじゃないですか!
外は雨が降ってるから出かける気もしないし、かといって読む本もないし。
そんな時はパソコンいじるしかないでしょ?」
上田「そんなことはないと思うけどさぁ…。まあ、いいや。
で、パソコンの前でお前は数日間も何をやってたの?」
有田「あれですよ」
上田「なに?」
有田「E3」
上田「…なにそれ?」
有田「あ、ご存じないですか?」
上田「うん、知らないね」
有田「まあ、E3っていうのは、わかりやすく言うと、
アメリカで開催されてるコンピュータゲームの展示会ですね。
任天堂とかSONYとかが、次世代ゲーム機や新作のゲームなんかを
世界に向けてお披露目するんです」
上田「へー、そんなのあるんだ。で、お前はそれをずっと見てたわけだ?」
有田「はい」
上田「ふ~ん。まあ、俺はそんなゲームに詳しくねえからわかんねえんだけど、
プレステの新型とかも出たりするの?」
有田「もちろんもちろん。っていうか、PlayStation 4が正式に発表されてましたからね」
上田「は~!凄いね~!っていうかさ、
PlayStation 3が発売されたのっていつだっけ?」
有田「あれは…えっと、確か2006年の終わりあたりだったとおもいますよ」
上田「2006年!?もう6年以上も経ったのか!?」
有田「時が経つのは早いですね~」
上田「本当にな。そうか…もう6年か…。」
有田「『上田Wii買占め事件』とかが懐かしいですね」
上田「ガハハハハ!!!あったな~そんなのも」
有田「あれって確か、Wiiを買い占めた上田さんが、
パレードしながら安値で売り歩いたっていうやつでしたっけ?」
上田「そうそう、確か大手町方面から格安価格で売ってやったのよ」
有田「いや~、今考えると本当にわけわからないですよね」
上田「本当だよ。っていうか実際やってねえからな?」
っていうかくりーむしちゅーのANNが終わって何年だって話だよね
有田「そこはわかってますよ。いや~、しかし本当に…。あ、そうそう!」
上田「なに、どうした?」
有田「話ちょっと戻りますけど、あの、僕そのE3を見てたんですよ」
上田「うん」
有田「で、PlayStation 4とかXbox One が次々と発表されるのを見て、
「うわ~凄いな~!」って興奮してたんですよ。で、「次は一体何が来るんだろう?」
ってドキドキしながら見てたら…あの、もし間違ってたらごめんなさいね?」
上田「…うん?あれ、不穏な臭いが」
有田「上田さんがね、E3のステージに出て来たんですよ」
上田「…はぁ~久々か~」
有田「その時は「え、なんで上田が!?」って思ったんですけど、
見間違いかもしれないから、とりあえずちょっと様子を見ることにしたんです」
上田「ふ~ん…」
有田「ただね、E3って全世界が注目する一大イベントなんです。
だからネットの回線が凄い混み合ってて、
上田さんがプレゼンを始める前に見られなくなっちゃったんですよね」
上田「うん」
有田「まあ、今日は都合よく本人がいるんで、
あれが現実だったのかどうかを確かめておこうと思いまして」
上田「なるほどねぇ…」
有田「あの、単刀直入に訊きますけど、上田さんってE3に出てました?」
上田「う~ん…まあ、出たか出てないかで言ったら、出たよ」
有田「えぇ~!?」
上田「だからお前が見たのは見間違いじゃないね。俺よ」
有田「あ~、やっぱりね。いや~、よかった見間違いってわかってスッキリしましたよ。
さあ、それじゃ今週も…ん?いや、ちょっと待って下さいよ。
そもそもなんで上田さんがE3に出てるんですか?」
上田「そりゃお前、俺が新作ゲーム機を出すからに決まってんじゃんか」
有田「えぇ!?上田さんが新作機を出すんですか!?」
上田「出すよ」
有田「なんで!?」
上田「なんでって言われてもねぇ…。
まあ、強いて言うなら、みんなの笑顔が見たいからかねぇ?」
有田「はあ?」
上田「ほら、俺ってそういう所あるじゃんか?
芸人になったのだってみんなを笑顔にしたいと思ったからだし、
今だって常に世の中のみんなを笑顔にしたいって考えてるからね」
有田「そんな理由でしたっけ?…まあ、いいや。
それで、なんでみんなを笑顔にするのがゲームなんですか?」
上田「ほら、やっぱりゲームやってる時ってみんな自然と笑顔になるだろ?
だから、俺もゲーム産業に介入して、
手っ取り早くみんなを笑顔にしたれや~って魂胆よ」
有田「なるほど…。いや、動機は素晴らしいですね」
上田「だろ?」
有田「え、ちなみにそのゲーム機の名前ってもう決まってるんですか?」
上田「そりゃあね」
有田「おお、名前は?」
上田「『Shinya Box』」
有田「…は?」
上田「『Shinya Box』よ」
有田「『Xbox』の偽物みたいな名前ですけど…?」
上田「へ~、偶然だねぇ」
有田「いや、偶然って言うか…明らかに寄せて行った感じがするんですけど…」
上田「う~ん…でも、次世代だからねぇ」
有田「いや、次世代であれば名前が似ててもいいってわけじゃないですし…」
上田「でも、次世代だからねぇ!!」
有田「…わかりましたよ。名前については置いておきましょう。
ただね、その…『Shinya Box』でしたっけ?」
上田「うん」
有田「それには一体どういう機能がついてたりするんですか?」
上田「どういう機能って?」
有田「ほら、今のゲーム産業って、任天堂、SONY、マイクロソフトの3社による
三つ巴の闘いじゃないですか。そこに新規参入していくには、
よっぽどの機能とかが必要になると思うんですよ。
『Shinya Box』には他にはないこんな機能がある!とかはないんですか?」
上田「ん~そうだねぇ…。とりあえず、DVDは見られるようにはしたよ」
有田「いや、そんなの今更じゃないですか。
BDすら見られる時代にDVDって言われてもねぇ…他にはなんか無いんですか?」
上田「他かぁ…他はねぇ…ん~
まあ、ホログラフィー機能が搭載されてるってことくらいか」
有田「え?ホログラフィー機能ってあのSF映画とかに出てくるような?」
上田「ああ、そうそうそういうの」
有田「ちょっと!それメチャクチャ凄いじゃないですか!!
え、それじゃあゲームとかの映像が、目の前で立体的になってるのを
プレイできるってことですか!?」
上田「いやいや、そこまではさすがにできんよ」
有田「え、じゃあゲーム画面を立体化できないって言うんなら
一体何を立体化するんですか?」
上田「俺よ」
有田「…は?」
上田「俺をホログラフィーで立体化するのよ」
有田「いや、あの…意味がわからないんですけど…。どういうことですか?」
上田「やっぱりさ、俺さっきもちょこっと言ったけど、
ゲームって人を笑顔にするものだと思うわけ」
有田「はい」
上田「で、俺の勝手なイメージになっちゃうけど、
昔ってゲームはみんなで集まってワイワイ盛り上がるっていう感じだったけど、
今ってそうでも無いじゃんか?」
有田「まあ、確かに今って1人用のゲームとかも多いですしね」
上田「だろ?まあ、俺もそういう楽しみ方はいいと思うんだけど、
やっぱりみんなで騒いだ方が楽しいと思うわけ」
上田「だから、みんなとまではいかないまでも、俺がホログラム化されることで、
そのプレイしてるやつが、まるで友人と一緒にゲームをしているような
気分にさせようってことでこの機能を付けたのよ」
有田「…いや、なんかもっともらしいこと言ってますけど、意味わからないです」
上田「ガハッ!!」
四年半も前に終わったのに、ググった結果やサジェストに上位でくるなんて
今だに凄え愛されてるわ
支援
有田「だってそうじゃないですか!これがね、例えばプレイしてる人の実際の友人とか、
離れた場所にいる仲の良いプレーヤーとかをホログラム化してくれるなら
まだ騒げますよ。でも出てくるのは上田さんでしょ?」
上田「うん」
有田「それで、なんですか?どうせ騒ぐって言っても、
ゲームのシーンに合わせて例えツッコミ入れるとかそんなんでしょ?」
上田「おお、よくわかったねぇ!なんだ、お前俺のプレゼン視てたの?」
有田「いや、視なくてもだいたいわかるんですよ。
っていうか、そんなツッコミ言われても盛り上がらないでしょ。
そもそも、「なんで上田が出てくるんだ?」って思いますし」
上田「う~ん…まあ、でも、それが『Shinya Box』だからねぇ!」
有田「いや、「だからねぇ!」って言われても…。
あ、っていうか『Shinya Box』ってそういう機能からこの名前がついたんですね」
上田「うん。なんて言ったって『Shinya Box』のコンセプトは、
「常に上田と一緒に騒ぐゲーム機」だからね?」
有田「は~。そうなんですか…。えっと、じゃあつまり、Shinya Boxは、
上田さんはホログラム化してプレーヤーの隣で例えツッコミとかブっ込んで
騒いだりするけど、ゲーム自体は従来通りテレビ画面でのプレイするってことですね?」
上田「まあ、そういうことだね」
有田「なるほど…。
まあ、根本的に納得できない部分がいろいろありますけどそこは置いておきましょう」
上田「ガッ!!」
有田「ただね、いくらそういった面白い機能が備わっていたとしても、
問題はゲームソフトですよ。出るソフトに面白いのがなかったら意味ないですからね」
上田「まあね。でも、『Shinya Box』に関してはそこは問題ないと思うよ。
粒ぞろいのタイトルを用意してますから」
有田「おお!それは頼もしいですね!
ちなみにどういったタイトルか教えてもらえますか?」
上田「うん?えっとね…まずは『上田ハザード』だね」
有田「…『バイオハザード』?」
上田「いや、違うね。『上田ハザード』よ」
有田「…あの、もしかしてそれって、ゾンビとか出てきます?」
上田「おお、よくわかったね。ゾンビ出てくるよ~ぞろぞろぞろぞろ出てくるよ~」
これロッキーの撮影じゃないのよー
有田「上田さん、それ多分パクリだと思うんですけど…?」
上田「いやいや、そんなわけないだろ!ちゃんとストーリーだってオリジナルだし」
有田「そうなんですか?う~ん…ちなみにその『上田ハザード』は
どういったストーリーなんですか?」
上田「ストーリーはねぇ…ある化学兵器のせいで
全世界の「上田」がゾンビ化しちゃうのよ。
その原因を探りつつゾンビ化した「上田」を倒していくっていうゲームよ」
有田「…やっぱりどこかで聞いたようなストーリーなんですけどね?」
上田「そう?デジャヴじゃん?」
有田「…まあ、いいですよ。で、他にはどういったゲームが?」
上田「他ぁ?他はね…」
有田「ああいうのはないんですか?『上田晋也劇場 ~キャン玉タイタニック~』とか」
上田「ガハッ!!!そんなんあるかい!!」
有田「あ~無いんですか。残念ですね…」
上田「本気で残念がってんじゃねえよ!
…あ、でもその代わりと言っちゃなんだけど、これは絶対面白いってソフトがあるよ」
有田「おお、なんですか?」
上田「『プロパンクエスト』よ~」
有田「…ドラクエですか?」
上田「違うよ!プロクエだよ!」
有田「いや、「プロクエ」ってあたかも常識みたいに言ってますけど、
僕今までの人生で「プロクエ」って言葉聞いたことありませんからね!?」
上田「ええっ!?お前プロクエ知らないの!?あんな有名なのに!」
有田「いや、有名じゃないと思いますよ!?」
上田「ありえねー。
プロクエも知らないのにゲーム好きとか言ってんかよ~?プロクエをさ~」
有田「上田さん「プロクエ」って言いたいだけでしょ?」
上田「ガハハハッ!!」
有田「なに、じゃあその『プロパンクエスト』は
一体どういうストーリーのゲームなんですか?」
上田「まあ、簡単に説明すると、
この番組でもおなじみの上田プロパンのサクセスストーリーだよね」
有田「ああ、上田さんの実家の上田プロパンね。
あのガスを空気で薄めて売ってるっていう…」
上田「だから薄めてねえっての!!
まあ、要は上田プロパンが、全国オール電化計画を企む東京電力を倒すために
勢力を拡大していって最終的に全国統一するっていういうゲームよ」
有田「それはまた…壮大な話ですねぇ…。
あの熊本の小さなプロパン屋が全国統一ですか?」
上田「夢があるよね~」
有田「そりゃ上田さんとか上田プロパンを知ってる人達からすれば夢がありますけど、
そうじゃない人からすればわけわかりませんよ」
上田「いや~でも知らない人でも結構楽しめるようにできてると思うんだよね~」
有田「っていうかこの感じで行くと、
全部のタイトルが上田さん関係のものになりそうなんですけど…」
上田「いや、だからさっき言ったじゃんか。
『Shinya Box』のコンセプトは「常に上田と一緒に騒ぐゲーム機」だって」
有田「はあ~!なるほどね~!はい、オッケーで~す」
上田「ガハッ!!!」
有田「はあ…。え~っと…時間もあまりないんで、ここらでまとめますけど…
機種名は、『Shinya Box』でホログラム機能を搭載。
そして主要タイトルは『上田ハザード』と『プロパンクエスト』。
それと…あ、ちなみに発売日は?」
上田「再来月の下旬あたりかねぇ」
有田「そんな急に出せるんですか!?」
上田「やっぱ早い方がいいだろ。年末とかだと他にも買うものあるだろうし」
有田「いや、そこは上田さんの自由ですけど…生産とか間に合うんですか?」
上田「大丈夫だろ。今大体20台くらい作れたから、
このペースで行けば100台作れるでしょ」
有田「100台!?え、少なすぎやしませんか?」
上田「そう?まあ、まずは様子見でさ、
100台掃けたらまたウチの奥さんが作ってくれるし」
有田「は?あの、『Shinya Box』って上田さんの奥さんが作ってるんですか?」
上田「そうだよ」
有田「どうやって?」
上田「どうやってって…手作りで」
有田「いや、お弁当じゃないんですから!」
上田「ガハッ!!」
パンティーで出来たゲーム機とか斬新だな
ペンネームせんずり
有田「ああいうのって普通工場とかで作るもんじゃないんですか!?」
上田「いや、でも工場とかだと高そうじゃん。
それにほら、ウチの奥さん結構手が器用だからさ、
そういう細かい作業とかも意外とイケるのよ~」
有田「そういう問題じゃないですよ!!手作りでゲーム機作るとか…
初期不良とかしそうですけど大丈夫なんですか!?」
上田「う~ん…まあ、そういう意味でも次世代だからねぇ」
有田「……」
上田「ガハッ!!!!」
有田「はぁ…。もういいですよ。
とりあえず、『Shinya Box』は再来月の下旬に限定100台で発売予定。値段は…」
上田「2000円」
有田「…だ、そうです」
上田「いや~売れるといいな~」
有田「そうですね。まあ、今日はねいろいろ貴重なお話が聞けましたよ。
まさか上田さんがゲーム産業に参戦するなんて、驚きというか…
期待できるというか…もしくは時間の無駄だったというか…」
上田「ガハハハハハ!!!」
有田「それじゃあ今週も参りましょうか。
くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン!!!!!!!」
おわり
乙
以上で終わりです。
最後までお付き合いしていただきありがとうございました。
気が向いたらまた書くので、その時はよかったら寄ってってください。
それでは皆さん、あったかくして寝ろよ~
寒いわね
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