新ジャンル「女装潜入した女学園の生徒全員女装潜入」

級友「こちらが中庭です。学生達の憩いの場となっています」

男「綺麗な場所ですね」

「うふふ、またご冗談を」

「いつもの仕返しですわ」

「最近、お紅茶には凝ってまして」

「あら、奇遇ですね」

男(凄い華やかな場所だ……これからやっていけるのだろうか……)

(何を言ってるんだ俺は……)

(キモっ……俺キモっ)

(死にたい………)

(それにしても、本当にみんな可愛いなぁ……)

先輩「あら、スカートが皺になってるわよ」ナオシナオシ

男「あ、も……申し訳ありません」

先輩「気にしなくていいわよ、転入したてで気苦労も多いでしょう？」

男「ご心配ありがとうございます、お姉様」

先輩(ひょおおおおおおおおおおおお女の子の尻触った！！！！やわらけー！)

男(優しい先輩だなー)

支援

教師「○○日後身体測定と健康診断があります」

生徒A(男)「わたくしその日は家の用事でお休みさせていただきますの……
掛かり付けのお医者さまにすべてお願いして結果を提出いたしますわ」

生徒B(男)「実はわたくしも……」

生徒C(男)「わたくしも……」

男(本当にこれから大丈夫かな……)

保険委員「どうしました？体調が優れないのでしょうか？」

男「いえ…」

保険委員「もしかして、あの日でしょうか？」

男「ブハッ、い、いえ、違いますのですことよ!元気いっぱいです!」

保険委員「あら、そうでしたか」

男(女の子は普通にこういうこと言えるんだな、凄い………)

休み時間 人気のない場所

ゴンッゴンッ

保険委員「あああああああああ、軽い気持ちで保険委員になんてなるんじゃなかったああああああ」

後輩(はぁああああ……お姉様本日も麗しやぁああああ)

男「あら、ごきげんよう」

後輩「あっ、おはようございます！」スッ

男(ああ、元気いっぱいで可愛いなぁ)

後輩(やべっ、前の学校体育会系のノリだったから素が……お上品に…お上品にいかないと………)

キャー キャー キャー

「王子様がいらっしゃったわ」

「いつ見ても凛々しいお方………」

王子「やぁ、みんな」

キャーキャー

王子(いや、男だからこういう扱い構わないんだけど………女装してこれは釈然としないな………)

キャーキャーキャー

(なんか、ミーハーな子多いな……周りに合わせるの辛いわ……)

(確かに美人でファンになる気持ちわかるけど、心にしまっておこうぜ、女の子達よ)

(この空気本当に苦痛だ……でも孤立したら目立つしな)

(お姉さまぁああぁああああああああああああああ)

男(トイレは何回入っても緊張するな………平常心で入らないと)

ガチャッ

ビクッ
「ご、ごきげんよう」
(うわぁあああああ、びっくりしたぁあああああ誰にも会わずに出れると思ったのに)

男「ごきげんよう」

(また、人はいってきたのかよ………)

(取り合えず音姫のボタンでも押すか)

実質男子便所なのにびびりまくる生徒達

実行委員「学園祭の出し物はどうするか決めたいと思います。何か案がございましたら遠慮なくおっしゃってください」

「クラスメート全員で何か共同制作するのはどうでしょう？」

「ホールを使って演劇などもいいと思います」

男(うーん…どうしよう。演劇に関してはもう既に演じてるようなもんだしな…)

男「……あの、大変俗世間的なのですがメイド喫茶などは如何でしょうか？案外…面白いかもしれません」

全員(メイド喫茶…)ザワザワ…

数分後

実行委員「…以上。投票の結果、学園祭の出し物はクラス全員が票を入れたメイド喫茶に決まりました」